平成28年 (2016年)

平成28年 (西暦2016年)は今から6年前。干支は申(さる)年です。

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- 2016年のできごと -

概略

2015年に続き、フロリダ銃乱射事件ブリュッセル爆発アタテュルク国際空港襲撃事件仏ニーステロ事件など、欧米を中心に各国でISILによるテロ行為が頻発し地政学上のリスクが顕在化した。また長引くシリア内戦から波及したアレッポなど混乱した中東情勢をめぐる複数国の対立、一帯一路政策を進める中華人民共和国による南沙諸島人工島開発、北朝鮮核問題日本海へのミサイル発射水爆実験)など、国際的な緊張が高まりG7による伊勢志摩サミットでの主な議題となった。

一方でキューバの雪解け、日米によるバラク・オバマの広島訪問安倍晋三首相の真珠湾訪問など、一部で国家間の和解の動きも見られた。各国で移民流入やTPPに代表される自由貿易に反対する反グローバリズムとも呼ばれる自国第一主義が横行した。

イギリスの欧州連合からの離脱決定と、米大統領選におけるドナルド・トランプの勝利は、上記のような反グローバリズムを象徴する出来事として注目された。また、これらに関して「ポスト真実」という概念も注目された。

イギリステリーザ・メイ首相、フィリピンロドリゴ・ドゥテルテ大統領や台湾民主進歩党蔡英文大統領など、女性を含めた新リーダーの当選が各国で見られた。一方で大韓民国朴槿恵韓国大統領弾劾訴追の問題、アメリカ合衆国・ヒラリー・クリントンによる機密情報のメール問題、ブラジルジルマ・ルセフ元大統領の弾劾に伴う罷免など、女性首脳による不正も相次いだ。また内部文書であるパナマ文書バハマ文書の公開により、タックス・ヘイヴンを通じて多国籍の政財界における複数の人物が不透明な金融取引を行っていたことが判明した。

経済では政治的な影響も含めて株式市場外国為替市場ともに大きな変化の続く1年となった。年初には中国では中国株の下落により異例のサーキットブレーカー制度が発動され、年末にはFRBによる米連邦公開市場委員会での1年ぶりのアメリカドル利上げ予定発表などによりドル高に転じた。

夏季にはブラジル2016年リオデジャネイロオリンピックが開催され難民選手団を含む206の国・地域が参加した。

天災はチリニュージーランド台湾などでの大型地震のほか、ジカ熱などが流行っていた。

インフラでは、パナマ運河の拡張工事完成、世界的な石油・ガス産業の低迷を受けたOPECによる原油減産合意などの事態改善が見られた。

タイ国王ラーマ9世キューバフィデル・カストロ議長、シンガポールS・R・ナザン前大統領など、長期にわたった国家指導者や、デヴィッド・ボウイプリンスジョージ・マイケルなど1980年代を中心に活躍した米英のロックスターが死去した。

その他、ボブ・ディランノーベル文学賞を受賞したことなどが注目を集めた。

1月

  • 1月1日 - イスラエル中部テルアビブ (Tel Aviv) 中心部にあるパブと付近のカフェで銃乱射が発生し、9人が死傷した[1]
  • 1月2日
  • 1月3日 - サウジアラビアのジュベイル外相がイランとの外交関係を断交すると発表。サウジアラビアがシーア派指導者シャイフ・ニムル英語版師らを処刑したことに対し、シーア派国家イランの首都テヘランで抗議のデモ隊がサウジ大使館を襲撃した事件を受けたもの[8]
  • 1月4日
  • 1月5日 - 中国寧夏回族自治区銀川市で、走行中の路線バスから出火し、乗客17人が死亡・32人が重軽傷を負った。警察当局は、バスを放火した疑いが強まったとして、同自治区内に住む男を容疑者と特定し行方を追っていたが、男は同日中に身柄を拘束された[10]
  • 1月6日 - 日本時間10時半頃、北朝鮮咸鏡北道吉州郡の北方約49kmの地点で人工地震とみられる地震が発生し、北朝鮮は「水爆実験を行った」と発表したものの、日本の気象庁が観測した地震波形は過去3回の核実験時と同じであり、「威力は広島型原爆の半分程度で失敗」、「実際は水爆ではなく、強化した原爆ではないか」、「水爆を地下で実験するのは危険で考えにくい」などと指摘されている[11][12]
  • 1月7日
  • 1月8日
    • エジプトハルガダにある「ベラ・ビスタホテル」が刃物を持った男たちの襲撃を受け、観光客3人が負傷、治安部隊が被疑者に発砲し1人が死亡、1人が重傷を負った[15]
    • 米・フィラデルフィアISIL支持者が、2013年に警察から盗まれた拳銃を使い、警察官に少なくとも11回発砲して重傷を負わせ、逮捕された。被疑者は「アッラーフからこの行為を実行するようお告げを受けた」と供述[16]
  • 1月11日 - イラクで連続テロが発生し48人が死亡。このうち、バグダードのショッピングモールに武装集団が押し入って銃を乱射し、18人が死亡した事件についてISILが犯行声明を出し、「戦闘員が異教徒の溜まり場への攻撃に成功した」と主張した[17]
  • 1月12日
  • 1月13日 - オリンピック競技が行われるブラジルリオデジャネイログアナバラ湾で数千匹に及ぶ大量の魚の死骸が打ち上げられた。同湾は近くのスラム街などから生活排水などが直接流れ込み、深刻な水質汚染が問題となっているが、州政府は「水質はオリンピック基準を満たしている」と競技開催に問題はないと主張している[23][24][25]
  • 1月14日 - インドネシアジャカルタのショッピングモール「サリナ」の近くで少なくとも6回の爆発があり、交番が被害が出た。また、サリナの向かいにあるスターバックスの外で銃撃戦が発生。これらの爆発・銃撃戦で被疑者4人を含む6人が死亡し、2人の被疑者が逃走中。インドネシア情報機関の幹部は「被疑者はISILと関連があるとみられていて、証拠を収集中だ」と述べた[26][27]
  • 1月16日 - 2016年中華民国総統選挙の結果、民進党蔡英文が与党・中国国民党朱立倫主席、野党・親民党宋楚瑜主席を破り初当選を果たし、台湾初の女性総統が誕生となった[28]。同時に行われた、国会に当たる立法院議員選挙でも、民進党が初めて過半数の68議席を取り(定数113,過半数は57席以上)、1996年以来初めての総統、立法両方の政党交代も達成した。その一方で、国民党は立法院議員選挙で取れた議席は35席に留まり、国民党は創党以来初めて完全に政権をなくなってしまうことになった。
  • 1月20日 - 米国の研究チームが「海王星の外側に地球の10倍程度の質量がある新たな惑星が存在する可能性がある」と発表[29]
  • 1月22日 - 北朝鮮の朝鮮中央通信が米・バージニア大学の学生を「アメリカ政府の黙認と操縦の下、朝鮮に観光目的で入国し、朝鮮への敵対行為を働いた」として拘束したと発表[30]
  • 1月29日
    • 韓国仁川国際空港で家庭用カセットコンロ用ガスボンベ、電線、アラビア語で「お前らへ送る最後の警告」と書かれたメモ(文法が不正確でプリンターで印字されており、自動翻訳機が使われた可能性がある)などが見つかった[31]
    • パラグアイ東部のペドロフアンカバジェロ市で日用雑貨店経営者の日本人男性がバイクに乗った2人組の男に射殺され、2人は逃走した。同市では2009年にも雑貨店経営者の日本人男性が男に射殺されている[32]
  • 1月30日 - シリアの首都ダマスカスで3個の爆弾が爆発し、少なくとも45人が死亡、100人以上が負傷し、ISILが犯行声明を出した[33]

2月

3月

4月

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8月

9月

10月

11月

12月

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