明治40年 (西暦1907年)は今から116年前。干支は未(ひつじ)年です。
- 1907年のできごと -
1月
- 1月6日 - マリア・モンテッソーリ、ローマで労働者階級の子供のために彼女の最初の学校およびデイケアセンターを開く。
- 1月21日 - 東京株式相場が暴落し、日露戦争後の恐慌が始まる。
- 「演藝画報」(「演劇界」の前身)創刊。
2月
3月
- 3月6日 - 玉川電気鉄道が道玄坂上・三軒茶屋間に玉川線を開業(8月に玉川まで延伸)。
- 3月15日 - フィンランドで最初の議会選挙( - 3月16日)。女性候補が出馬した世界で最初の選挙であるとともに、普通選挙権が適用されたヨーロッパで最初の選挙となる。
- 3月20日 - 東京府勧業博覧会開催(上野公園)( - 7月31日)。
- 3月21日 - 小学校令改正。義務教育が6年間となる。
- ベトナムでファン・チュー・チンらがハノイに東京義塾を設立する。
- パブロ・ピカソが絵画「アビニヨンの娘たち」を完成させる。
4月
- 4月1日 - 南満洲鉄道開業。
- 4月1日 - 寿屋(サントリー)が赤玉ポートワイン(赤玉スイートワイン)を発売。
- 4月16日 - 救世軍創設者のウィリアム・ブース大将が来日、その後約40日にわたって日本各地を「転戦」する。
- 4月24日 - 刑法公布(1908年10月1日施行)。
- 栃木県に安蘇郡立佐野高等女学校(現・栃木県立佐野東高等学校)開校。
5月
- 5月6日 - 遣英答礼大使として伏見宮貞愛親王が訪英。
- 5月13日 - 茨城県に江戸崎町他三ヶ村組合立農学校(現・茨城県立江戸崎総合高等学校)開校。
6月
- 6月5日 - BAPSスワミナラヤン教が確立。
- 6月10日 - 日仏協約調印。清の独立・領土保全が約束され、両国の勢力範囲が確認される。
- 6月15日 - 第2回万国平和会議開催( - 10月18日)。大韓帝国がハーグに密使を送る(ハーグ密使事件)。
- 6月22日 - 東北帝国大学設置に関する勅令(第236号)が公布される。
- 6月26日 - ボリシェヴィキがチフリス(トビリシ)で現金輸送車を襲撃、40人前後の死者を出す(1907年チフリス銀行強盗事件)。
7月
- 7月20日 - 福岡・豊国炭鉱で爆発事故。死者365人を出す明治期最悪の炭鉱事故となる。
- 7月24日 - 第三次日韓協約締結。韓国政府に日本人が採用されることなどが取り決めされる。
- 7月30日 - 第一次日露協約調印。
8月
- 8月1日
- 8月22日 - 日本の山梨県で明治40年の大水害が発生( - 同25日)。
- 8月31日 - 英露協商締結。イランとアフガニスタンにおける両国の勢力圏が確認される。露仏同盟・英仏協商とあわせて三国協商が成立。
9月
10月
- 10月18日 -ハーグ陸戦協定(陸戰ノ法規慣例ニ關スル條約)締結。
- 10月19日 - 箕面有馬電気軌道(後の阪急電鉄)開業。
- 10月24日 - ジョン・ピアポント・モルガン、エドワード・ヘンリー・ハリマン、ジェームズ・スティルマン、ヘンリー・クレー・フリックおよび他のウォールストリートの銀行家が、1907年の銀行パニックの舞台となっていたニューヨーク証券取引所の急落する株価へ投資するべく2500万ドルのプールを作成し、アメリカの金融危機を防ぐ。
- 小山内薫が「新思潮」を創刊。
- 京城高等商業学校が東洋協会専門学校(現拓殖大学)京城分校として創立。
11月
12月
- 12月19日 - ペンシルベニア州ジェーコブス・クリークの炭鉱中の爆発、死者239人を出す。
- 12月25日 - 第24議会召集。
- 目黒競馬場開設。
日付不詳
- ルイ・ボーフロンがエスペラントの改造案として人工言語のイド語を発表。
- オーストリア、スウェーデンで男子普通選挙制度が採用される。
- ノルウェーで女性参政権が認められる。
- アンリ・ベルクソン「創造的進化」。
- ウィリアム・ジェームズ「プラグマティズム」。
- モーリス・ルブラン、アルセーヌ・ルパンシリーズ第一作『怪盗紳士アルセーヌ・ルパン』。
- 田山花袋『蒲団』。
- 夏目漱石『虞美人草』 (「朝日新聞」)。
- フランスのポール・コルニュ(Paul Cornu)が約2mの高さで20秒間のホバリングに成功した。
- ラザフォードら、α粒子がヘリウム原子核であることを発見。
- ヘレロ戦争が終結。
- 小岩井農場がイギリスから日本に繁殖牝馬を輸入(小岩井農場の基礎輸入牝馬)