令和4年 (西暦2022年)は今年。干支は寅(とら)年です。
- 2022年のできごと -
1月
- 1月1日
- 1月3日 - 核兵器を保有するアメリカ・ロシア・イギリス・フランス・中国の5カ国が、「核戦争に勝者はいない。核戦争を絶対に始めてはならない」とする共同声明を発表[5]。
- 1月5日
- 1月6日 - 集団安全保障条約機構(CSTO)は、カザフスタン大統領のカシムジョマルト・トカエフの要請に基づき集団的平和維持軍の派遣を発表[11]。
- 1月7日
- 新型コロナウイルス感染症関連: ジョンズ・ホプキンズ大学の集計によると、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染者が世界全体で3億人を超える。国別ではアメリカ(約5849万人)、インド(約3523万人)、ブラジル(約2233万人)と続く。オミクロン株などの変異株が猛威を振るっており、1月2日までの1週間あたりの新規感染者数は952万人に達し、前週比で71%増加し、過去最多となった[12]。
- エチオピアティグレ州の難民キャンプが空爆の攻撃を受け、子供を含む56人が死亡し、30人が負傷した。ティグレ人民解放戦線(TPLF)は、政府軍による攻撃と主張している[13]。
- 1月10日 - ロシア・ウクライナ危機関連: スイスのジュネーヴで、米国とロシアの政府高官らがウクライナ国境付近に集結するロシア軍についての会談を行い、米国がロシアのウクライナ侵攻を牽制する一方で、ロシアはウクライナに進行する意図はないとした[14]。
- 1月11日 - 日本の内閣官房は、北朝鮮から弾道ミサイルの可能性があるものが発射されたと発表した[15]。岸信夫防衛大臣は、飛翔の落下地点は日本の排他的経済水域 (EEZ) 外と推定している[16]。
- 1月14日 - 日本の内閣官房は、北朝鮮が午後2時50分頃に同国北西部から弾道ミサイルを少なくとも1発を東の方向に発射したと発表し、防衛省は落下地点について北朝鮮東岸で日本の排他的経済水域(EEZ)外と推定している[17][18]。
- 1月15日 - トンガに位置するフンガ・トンガ=フンガ・ハアパイ火山が大規模な噴火活動を起こし、直径300km以上の範囲で噴煙が広がった。サモアやバヌアツなど太平洋沿岸の各国で津波が観測され、日本近海でも潮位変化が観測されたことから16日未明(日本時間)に太平洋側に津波警報・津波注意報が発令された[19][20]。「2022年のフンガ・トンガ噴火」も参照
- 1月18日
- 1月19日 - バルバドスで共和制移行後初となる下院選挙が行われ、与党バルバドス労働党が前回選挙に引き続き全議席を獲得し圧勝[23]。
- 1月23日
- 1月24日 - イタリア共和国大統領選挙1回目投票が行われる[27]。
- 1月27日 - 新型コロナウイルス感染症関連: 新型コロナウイルスワクチンの総接種回数が世界全体で100億回を超える[28]。
- 1月29日 - イタリア共和国大統領選挙7回目投票が行われるも必要得票数を得た候補が現れず、各党の協議の下、退任を表明していた現職のセルジョ・マッタレッラが再選[29]。
- 1月30日 - ポルトガル議会選挙が行われ、与党社会党が事前の予想を覆し過半数を獲得[30]。
2月
- 2月3日 - イスラーム過激派組織ISILの指導者であるアブイブラヒム・ハシミがアメリカ軍の急襲により死亡[31]。
- 2月4日〜20日 - 北京にて第24回冬季オリンピック(北京オリンピック)開催。
- 2月4日 - モンテネグロ首相のズドラヴコ・クリヴォカピッチに対する内閣不信任決議案の採決が行われ、賛成43票、反対11票、棄権・欠席81票で可決[32]。
- 2月5日 - ココス諸島沖で発生したインテンス・トロピカル・サイクロン「バチライ」がマダガスカルに上陸し、モーリシャス、フランス領レユニオンなどの周辺国あわせて123人の死者を出す[33]。
- 2月6日
- イギリスのエリザベス2世が在位70年(プラチナジュビリー)を迎える。
- コスタリカ大統領選挙1回目投票・立法議会選挙が行われ、元職のホセ=マリア・フィゲーレスと前財務大臣のロドリゴ・チャベス=ロブレスが2回目投票に進む[34][35]。
- 2月8日 - 新型コロナウイルス感染症関連: ジョンズ・ホプキンズ大学の集計によると、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染者が世界全体で4億人を超える。感染力の強いオミクロン株の猛威により、わずか1カ月ほどで1億人増加した[36]。
- 2月11日 - ロシア・ウクライナ危機関連: 外務省は、ロシアによるウクライナ周辺での軍事的動きを受けて、ウクライナ全土で邦人に退避勧告(レベル4)を出した[37]。
- 2月13日 - ドイツ連邦大統領選挙が行われ、現職のフランク=ヴァルター・シュタインマイアーが再選[38]。
- 2月21日 - ロシア・ウクライナ危機関連: ロシア大統領のウラジーミル・プーチンがウクライナ東部の親ロシア派による支配地域「ドネツク人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」を独立国家として承認。ロシア国防省へウクライナ東部へのロシア軍派遣を指示[39]。これを受けて、アメリカは同日中にドイツ・フランスと共にロシアへの対応策を擦り合わせ、経済制裁を発動[40]。
- 2月24日 - ロシアのウクライナ侵攻関連: ロシアがウクライナへの侵攻を開始[41]。これを受けて、ウクライナ大統領のウォロディミル・ゼレンスキーはロシアとの国交断絶を発表し[42]、ウクライナ全土に戒厳令ならび総動員令を発令[43][44]。「2022年ロシアのウクライナ侵攻」および「2022年ロシアのウクライナ侵攻のタイムライン」も参照
- 2月26日 - ロシアのウクライナ侵攻関連: 欧米各国は決済ネットワークシステム「SWIFT」からロシアの特定の銀行を除外することで合意[45]。
- 2月27日
- ロシアのウクライナ侵攻関連: ウクライナ大統領のウォロディミル・ゼレンスキーは、ロシアとの前提条件なしの停戦交渉を、翌28日にベラルーシ国境のプリピャチ川地域で行うことで合意したと発表[46][47][48]。一方、ロシア側は交渉はベラルーシ南東部ホメリ州で行うと述べた[49][50]。
- ロシアのウクライナ侵攻関連: 国際連合安全保障理事会において、国際連合緊急特別総会の開催を求める決議案が賛成多数で採択(国際連合安全保障理事会決議2623)。国際連合安全保障理事会の要請により国際連合緊急特別総会が開かれるのは40年ぶり[51]。
3月
- 3月2日 - ロシアのウクライナ侵攻関連: 第11回国際連合緊急特別総会が開催され、ロシアを非難し軍の即時撤退などを求める決議案が賛成多数で採択[52]。
- 3月4日〜13日 - 北京にて第13回冬季パラリンピック(北京パラリンピック)開催。
- 3月9日 - 2022年大韓民国大統領選挙が行われ、保守系の最大野党・国民の力の尹錫悦が当選(5月10日就任予定)[53]。5年ぶりに政権交代を果たす。
- 3月10日 - ハンガリー大統領選挙が行われ、前家族政策担当大臣のノヴァーク・カタリンが当選(5月10日就任予定)[54][55]。女性の就任は同国初。
- 3月11日 - チリ大統領にガブリエル・ボリッチが就任[56]。36歳での就任は同国最年少。
- 3月12日 - 2022年トルクメニスタン大統領選挙が行われ、現職のグルバングル・ベルディムハメドフの息子であるセルダル・ベルディムハメドフが当選(同月19日就任)[57]。
- 3月16日 - 日本・福島県沖でM7.4の地震が発生。「福島県沖地震 (2022年)」も参照
- 3月18日〜3月20日 -
セルビアの首都ベオグラードで世界室内陸上競技選手権大会が開催された。
- 3月19日 - 東ティモール大統領選挙1回目投票が行われ、元職のジョゼ・ラモス=ホルタと現職のフランシスコ・グテレスが2回目投票に進む[58]。
- 3月21日 - 中国東方航空5735便が広西チワン族自治区梧州市藤県の山岳地帯に墜落し、乗員乗客132人全員が死亡[59][60]。「中国東方航空5735便墜落事故」も参照
- 3月26日 - マルタ代議院選挙が行われ、与党労働党が65議席中38議席を獲得[61]。
- 3月31日 - ドバイ国際博覧会が閉幕。
4月
- 4月1日
- 日本の成人年齢を18歳に引き下げる改正民法が施行[62]。また、これに合わせて改正少年法も施行される。18歳及び19歳(年長少年)は「特定少年」と位置づけられ、逆送致の対象拡大や起訴後の実名報道の解禁などを特徴としている[63]。
- イエメン内戦関連: サウジアラビア主導のスンニ派諸国連合軍とザイド派民兵組織フーシが2か月間の停戦で合意[64]。「イエメン内戦 (2015年-)」も参照
- ロシアのウクライナ侵攻関連: ウクライナの首都キエフからロシア軍が後退し、キエフ北西近郊のブチャに入ったAFP通信の記者が路上で少なくとも20人の遺体を発見、ロシア軍に殺害された約280人を埋葬した集団埋葬地があることも報じられた[65]。「ブチャの虐殺」も参照
- フランス全土で、「気候変動対策法」に基づき、カフェを含む飲食店のテラス席にヒーターを置くことを禁止。
- 4月2日 - ロシアのウクライナ侵攻関連: ウクライナ国防次官のハンナ・マリャルは、キエフを含むキエフ州全域をロシア軍から解放したと発表[66]。
- 4月3日
- セルビア大統領選挙・国民議会選挙が行われ、現職のアレクサンダル・ヴチッチが再選、与党セルビア進歩党が250議席中95議席を獲得[67]。
- ハンガリー国会選挙が行われ、与党フィデス=ハンガリー市民同盟が199議席中120議席を獲得[68]。
- コスタリカ大統領選挙2回目投票(決選投票)が行われ、前財務大臣のロドリゴ・チャベス=ロブレスが当選(5月8日就任予定)[69]。
- 4月7日
- イエメン内戦関連: イエメン大統領のアブド・ラッボ・マンスール・ハーディーが副大統領のアリー・ムフシン・アル=アフマルを解任し、自身も権限を元内務大臣のラシャド・アル=アリミが率いる大統領指導評議会に移譲する意向を表明。サウジアラビアは支持を表明し、大統領指導評議会に対しフーシに対する和平交渉を開始するよう要請した[70][71]。
- ロシアのウクライナ侵攻関連: 第11回国際連合緊急特別総会において、国際連合人権理事会におけるロシアの理事国としての資格を停止する決議案が賛成多数で採択[72][73]。
- 4月10日
- パキスタン首相のイムラン・カーンに対する内閣不信任決議案の採決が行われ、与党パキスタン正義運動の一部造反もあり賛成多数で可決[74][75]。翌11日、パキスタン首相に野党パキスタン・ムスリム連盟ナワーズ・シャリーフ派総裁のシャバズ・シャリーフが就任[76]。
- 2022年フランス大統領選挙1回目投票が行われ、現職のエマニュエル・マクロンと野党国民連合党首のマリーヌ・ル・ペンが2回目投票に進む。
- フィリピン沖でトロピカル・ストーム「メーギー」(令和4年台風第2号)が発生し、フィリピンにおいて同月16日までに167人の死者・110人の行方不明者を出す[77]。
- 4月12日
- 新型コロナウイルス感染症関連: ジョンズ・ホプキンズ大学の集計によると、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染者が世界全体で5億人を超える。国別ではアメリカ(約8047万人)、インド(約4303万人)、ブラジル(約3016万人)と続く。以前に比べると感染拡大のペースは落ち着いてきているものの、主流株として引き続きオミクロン株(BA.1およびBA.2等)が猛威を振るっている[78][79]。
- ニューヨーク市地下鉄で銃乱射事件が発生し23人が負傷[80]。
- 4月14日 - ロシアのウクライナ侵攻関連: ロシア黒海艦隊旗艦のミサイル巡洋艦モスクワが損傷を受け曳航中に沈没。ウクライナ側は損傷はネプチューン対艦ミサイルによるものだとしており、事実であれば撃沈された軍艦としては第二次世界大戦以来最大[81][82]。一方、ロシア側は同艦の損傷は弾薬の爆発事故によるものだと述べた[83][84]。
- 4月19日
- 4月23日 - 北海道知床半島の沖合で乗客乗員26人を乗せた観光船が沈没し、死者14人、行方不明者12人を出す事故が発生[87]。「知床観光船沈没事故」も参照
- 4月24日
- 4月25日 - 実業家のイーロン・マスクがソーシャル・ネットワーキング・サービス企業のTwitterを440億ドルで買収することを発表[90]。
- 4月27日 - 中央アフリカ共和国大統領府がビットコインを法定通貨として承認[91]。エルサルバドルに続き世界で2か国目。
- 4月28日 - モンテネグロ議会がモンテネグロ首相に前副首相のドリタン・アバゾビッチを選出[92]。
5月
- 5月1日〜15日 - ブラジルにて聴覚障害者の総合スポーツ競技大会、第24回夏季デフリンピック(カシアス・ド・スルデフリンピック)開催。
- 5月9日 - 2022年フィリピン大統領選挙。
- 5月15日 - 2022年レバノン総選挙。
- 5月21日 - 2022年オーストラリア総選挙。